2005年04月04日
■ シーラという子
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1人の教師と、幼い少女の愛の物語(実話)です。
幼いころから書くことが好きだったという著者。
文章の表現力は、すばらしいものがあります。
話の内容にぐいぐい惹きつけられて、途中で読むことを中断するのが難しいくらいです。
人がどこまで残酷になれるのか。
人がどこまで優しくなれるのか。
相反する2つの感情を、読んだ後でじっくりと考えさせられます。
情緒障害児教室や、州立精神病院などで働いていた著者の、
そこでの体験を綴ったノンフィクションです。
この本のテーマでもある幼児虐待や、背景にもなっている季節労働者用キャンプ、
貧困など、私自身にはあまり馴染みのないものですが、
表現力豊かな文章なので、まるで自分の目で見たことがあるかのように、
感情移入することができます。
そして私が一番好きなのは、本の最後に出てくるシーラが書いた詩です。
これが本当に子供が書いたものなかのと思ってしまうほど、心を打たれます。
実はこのお話には続編があるのですが、これはこれで完結しています。
いろんな世代の人に読んで、そしてじっくり考えてほしい一冊です。
投稿者 Naomi : 20:42

