2005年10月30日
■ 愛するとき 愛されるとき

愛するとき愛されるとき 藤本ひとみ著 講談社
私の大好きな作家の1人、藤本ひとみさんの恋愛エッセイです。
学生時代は集英社コバルト文庫を愛読していましたし、
最近では、歴史小説などもよく読んでいます。
藤本ひとみさんは西洋史にとても詳しく、まるでその場にいたのではないかというくらいの綿密な描写なので、
読んでいる私も、その場の光景を頭の中で思いめぐらすことができるのです。
この本は、そんな藤本ひとみさんの、日常生活の中の出来事や人間関係をもとに書かれた、恋愛エッセイです。
私は、藤本さんの文体がとても好きなのですが、
まじめな文章もあり、笑える文章もあり、最後にオチがあるものもあり(笑、という感じで、
読んでいて本当に飽きません。
このエッセイ集の中でとても印象に残ったのが、「恋の不条理」について書かれているところ。
恋というものは、魅力的な人間のほんのちょっぴりの努力と、
それに魅せられている人間の膨大な忍耐と、
いつかはそれを逆転したいという希望で成り立っている。
ものすご~~くよくわかります。これ(笑
私はほとんどにおいて、後者です^^;
恋ってかなり、不平等です。
先に恋しちゃった方が、圧倒的に不利です。
このあたりに、恋と愛の違いがあるのかもしれませんね。
恋愛をいろんな角度から見ている、藤本ひとみさんのこのエッセイ集、一読の価値ありです。
投稿者 Naomi : 2005年10月30日 17:47