2006年02月12日
■ スクループルズ
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こてこてのサクセスストーリーです。
そして私は、こてこてのサクセスストーリーが大好きです。
プリティーウーマンのようなシンデレラストーリーよりも、どん底から自分の力で這い上がっていく、どちらかというと、人の醜い部分まで細かく描写してあるような物語の方が好きです。
きれいなだけのお話は、どうも親近感が持てないというか、共感できないというか。
フィクションには変わりはないのですが、人ってきれいなだけじゃなくて裏の顔もあって、人には絶対見せたくない泥臭い部分もあるので、そういうところが描かれている作品の方が、より真実味が増すような気がします。
あくまでも私の意見ですが。
この物語は、ファッション業界が舞台。
ボストンの旧家に生まれた、肥満児だった主人公ビリー。
パリへの留学を機に一転、みにくいあひるの子が白鳥に。
その後結婚、すぐに未亡人となり、巨額の遺産がビリーの元へ転がり込んできます。
「スクループルズ」というブティックをオープンし、そこから物語りは進んでいくのですが、展開はかなり速いです。
が、不思議とすっと物語の世界の中へ入っていくことができ、読み始めると止まらなくなります。
ビリーのサクセスストーリーもさることながら、この本のもう一つの魅力は、脇をかためる登場人物達。
それぞれがビリーに出会うまでの経緯も細かく描写されており、登場人物達が出会った時にぴったりと型にはまった感じでなんとも気持ちよいのです。
もう何度となくジュディス・クランツの作品は読み返していますが、どの作品も読むと元気とパワーがもらえる、そんな物語ばかりです。
投稿者 Naomi : 2006年02月12日 10:14

