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はじめに

私がスローライフを考えるきっかけになったのは、ある1冊の本との出会いでした。

やりたいこと、やらなければいけないことが、たくさんありすぎて、何から手を付けたらいいかわからない。
時間が足りない。もう少し時間があれば、何もかもうまくいくのに。
過ぎていく時間が早すぎて、あせりや、将来に対する不安をかかえていた時期がありました。

そんな時、たまたま本屋で手にとってみた本。
それは、タイムシフティングという本でした。
何気なくぱらぱらと中をめくり、どんな本なのか確かめてみました。

まず目に飛び込んできたのは、
「あなたはいつもイライラしたり、日々ストレスを感じたりしていませんか?」
という文字でした。

興味を引かれた私は、そのまま少し読んでみました。

それは、ある船の上の出来事から始まります。
あるセミナーに参加するために、フェリーに乗っている一団。

船からの眺めは、とても素晴らしいもの。
森の影に覆われた島を背景に、ターコイズブルーの海の中をただようフェリー。
花の香りが漂ってくる暖かい日で、空には虹までかかっています。

フェリーの出発時刻に変更があり、しばらく港で出港待ちをしている時の出来事です。
あるひとりの女性が、いらだたしげな顔をして、ひざをこぶしで叩いています。
彼女は、あたりの美しい風景には気づいてもいないようで、ただひたすらひざをこぶしで叩いています。
気になった著者は、彼女に声をかけます。
「いったいどうしたのですか?」
彼女は答えました。
「いつになったらあそこにたどり着けるんですか?」
彼女は、定刻どおりに出港しない船に苛立ちを感じ、目的地につけないのではないかと心配しているのです。

確かに、目的地に到着するために船に乗っているのですから、彼女の心配はもっともです。
でも、目の前には美しい風景が広がっているのに、それを楽しめないのは、とても悲しいことです。

時間に追われるではなく、時間とうまくつきあう。
その方法がこの本には書かれていました。

結局そのまま購入して、最後まで読みました。

読み終わってから、何を思ったか。

ゆっくり、マイペースで暮らしたい。
それは、著者の意図していたこととは、違うのかもしれません。

1日は、24時間。
誰の前にも平等に、時は流れています。

だからこそ。
「時間がもったいない」と嘆くのではなく、時間とともに、「今」という時の中に存在したいと思ったのです。

「ゆっくり暮らす」
簡単なようで、結構難しい。
私も普通の会社員です。
今日中にやらなければいけない仕事もあれば、明日までに片付けないといけない用事もあります。

でも、少しづつでもいいので、時間に支配されない暮らしをしていきたいと思っています。
それが、私なりの「スローライフ」です。

このサイトは、まだまだ発展途上です。
それでも、少しでもみなさんのお役に立てたらいいなと思います。

2005.1.2 管理人 Naomi
 
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